■ ID | 191 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 山地におけるオゾン濃度と植物可視被害 |
■ 著者 | 小川和雄
埼玉県環境科学国際センター 三輪誠 埼玉県環境科学国際センター 嶋田知英 埼玉県環境科学国際センター 武藤洋介 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | 日本環境学会 |
■ 出版年 | 2001 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第27回日本環境学会年会、平成13年7月14日 |
■ 抄録・要旨 | 近年、ヨーロッパでは植生保護のためのオゾンのCritical
Levelが盛んに研究、提案されている。一方、日本では1970年代にオキシダントの農作物影響が盛んに研究されたものの、近年は殆ど取り組まれていない。筆者らは、1991年以降、浦和と標高845mの堂平山でオゾンの連続測定を行った結果、平地と著しく異なる傾向が明らかとなった。
@1999年の堂平山のオゾン濃度は年平均値は41.6ppbと浦和の約2倍を記録し、1992年以降8年間の上昇速度は年平均値で1.55ppb/年、日最高値の平均値では2.98ppb/年に達した。A欧州で提案されている森林保護のためのクリティカルレベル(AOT40)1万ppbに対し、堂平は3万ppbに近い値であった。B2000年7月に10か所で行ったアサガオの可視被害調査では堂平山は被害葉率で3位、被害面積率では1位であった。 |
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